社会保険労務士　合格率

社会保険労務士の専門分野は労働関係の法(労働基準法等)と各保険法、雇用関係の調整など労務にまつわる全般である。

各法を熟知したうえ、依頼者の諸事情を理解するために幅広い知識を持たねば、社労士は務まらない。

法令は時代に即して改変され、項目が増えていくので自然、試験問題は範囲が広く難解になる。

年にもよるが、合格率は10パーセント前後であることが多いそうだ。

法科大学院を卒業した人を対象とした司法試験の合格率が23パーセント程度(低い水準の年)であることを鑑みるとかなり社会保険労務士の合格率は低い数値であることが分かる。

しかし、社労士にはこれと言った公的な教育機関がない事、物の試しで受験してあまり勉強しない人も中にはいることなどを考えると底値であるとは言えない。
行政書士も同じぐらいの合格率だそうだ。

独学で学ぶ人よりも専門学校や通信講座で学ぶ人の方が合格率は高くなる傾向がある。

これらの講座は過去のデーターを蓄積し、どのような形式ジャンルから出題されているかを割り出すノウハウを持っているからである。

また、社労士の試験では、指定された点数を得点したものが合格とされる絶対評価型の採点であるので、ライバルを気にする必要はない。

コツコツと真面目に課題に取り組んでいれば合格できる可能性も上がるので、教材は余すことなく最大限利用しよう。

学習は、えてして用語の分からない最初が辛いものである。
難解だと思われる法令集も読みつけるにつけ読解しやすくなっていくのでコツコツと励むことが肝要だ。

合格率は？関連ページ

社会保険労務士とは？

社会保険労務士とは労働と保険にまつわる業務を取り仕切る労務問題のプロフェッショナルである。

どんな仕事をするの？

社会保険労務士の仕事は労務全般にまつわる統括、指導である。

平均給与は？

社労士全体の平均年収は740万円前後(厚生労働省の統計による)だと言われている。

男女比は？

社会保険労務士試験は毎年8月の第4週に行われるが、合格者の男女の比率はある程度決まっているそうだ。

社労士試験の概要は？

社労士試験は受験資格に制限が設けらているが、特に条件を満たした人は、試験科目の一部が免除されることがある。

受験資格は？

社労士全体に占める女性の比率は3割程度だが、仕事を持っている女性が社労士に転職するケースのひとつに看護師職からの転職がある。