社会保険労務士 平均給与

平均給与は?

その人の雇用形態が、企業に雇用されて総務部や人事部に配属されることが多い勤務社会保険労務士か、フリーランスで仕事をする人たちの相談に事務所を構えて応じるその他登録の社会保険労務士であるかによって給与は異なる。

 

一般的には、社労士全体の平均年収は740万円前後(厚生労働省の統計による)だと言われている。

 

ただし、これは男女の区別のない統計で女性の平均年収は250万円前後と水準が少し低くなる。
これは給与計算をする月末、月頭にかけてのみパートをする人等非正規雇用が多いためではないかと言われている。

 

因みにサラリーマンの平均年収は410万〜430万(数値の開きは年次や統計法が異なるためである)、高収入職だと言われる薬剤師が517万程度だと言われているので比較してみると社労士はそれなりの高収入職だと言えよう。

 

ただし、その分勤務が事業所によってはハードであることも多い。

 

月の平均勤務時間は166時間程度と平均的だが、中小企業など事務方の人手が少なくパート雇用の人数が多い(福祉施設などはその傾向が強い)取引先の担当者の場合、給与計算時には夜遅くまで残って時数計算をしなければならないこともままある。

 

事業所によっては毎月このパターンに陥ることもあるので就職先はよく選ばないと大変だ。

 

また、事務方であってもあくまでも相手は人。
根気よく話を聞くことができることが適性の最低条件であり、取引先の事業にもよく理解を示さなければコンサルティング事務所トップは務まらない。

 

他人の都合に振り回されることが嫌な人にはあまり向かない職業である。

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社会保険労務士とは?
社会保険労務士とは労働と保険にまつわる業務を取り仕切る労務問題のプロフェッショナルである。
どんな仕事をするの?
社会保険労務士の仕事は労務全般にまつわる統括、指導である。
男女比は?
社会保険労務士試験は毎年8月の第4週に行われるが、合格者の男女の比率はある程度決まっているそうだ。
社労士試験の概要は?
社労士試験は受験資格に制限が設けらているが、特に条件を満たした人は、試験科目の一部が免除されることがある。
受験資格は?
社労士全体に占める女性の比率は3割程度だが、仕事を持っている女性が社労士に転職するケースのひとつに看護師職からの転職がある。
合格率は?
法科大学院を卒業した人を対象とした司法試験の合格率が23パーセント程度(低い水準の年)であることを鑑みるとかなり社会保険労務士の合格率は低い数値であることが分かる。