社会保険労務士試験の科目
社労士の試験は午前と午後に分かれ、択一式の問題(総計70点)と選択式(総計40点)の問題に分かれているのが現状だ。
社会保険労務士試験の試験科目としては、労働基準法および労働安全衛生法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労務にまつわる常識といった労働関係のものと、社会保険にまつわる常識、国民年金法、厚生年金保険法、健康保険法といった保険や年金にまつわる知識を問うものである。
収まり切らない科目はすべて一般常識科目に詰め込んでいるため、
実際には上記の法律だけでなく、他にもたくさんの科目が出題されると思ったほうがよい。
選択肢が決まっているのなら楽ではないかと思う方も多いかもしれないが、科目数が選択式問題8科目、択一式の問題は社会保険と労務の常識が複合して7科目と多いうえに、その科目ひとつひとつに膨大な暗記事項があるのでそう易しいものではない。
効率的に学習をし、混同や間違って覚えるという事がないように教材をフル活用すべきである。
更に、社会保険労務士試験の試験科目については追加しようという動きが現在主催側にあると言われている。
平成19年に社労士の労働争議への介入の禁止事項が社会保険労務士法の記載から削除され、特定社会保険労務士が、裁判を経ないやり方で雇用主と被雇用者の仲裁をすることができるようになった。
その際に必要になってくる知識が民事訴訟法、憲法、民法と言った6法に属する3つの法令である。
労働調査会の答弁でしばしばこの科目増幅の是非が取り上げられていることと、選択式は以前は記述式で、この形式を復活させようとする動きもあることを鑑みるに、出来るだけ早く合格した方が勉強する科目が少なくて済むかもしれない。
ただし、現在は話し合いの段階で確定事項ではないので焦り過ぎは禁物だ。
社会保険労務士試験の科目関連ページ
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- コスト的にも教材費などを鑑みると通信講座とトントンであることも少なくないと言われているが、自力でやってみたい人は独学に挑戦してみてもいいかもしれない。