社会保険労務士 勉強法

社労士勉強法の種類

社労士試験の勉強法には、幾つかの種類がある。

 

専門学校等に通学しての学習、今回取り上げる通信教育の教材を使った学習、そして独学による学習である。

 

社労士試験への挑戦は学歴、職歴、所有資格等の受験資格条件を満たしていれば学習方法は個人の自由選択に委ねられる。

 

医師、獣医師や薬剤師などとは違って、特定の学部や学校に通う必要はない。
よって、独学でも資格試験を受けることはできる。

 

独学とは教師などの助けを借りずに学習することである。
社労士試験は過去問題や教材を各専門学校が出しているのでそれらを入手すれば、自力学習も可能な試験である。

 

独学というと孤独でだんだんと追いつめられていくというイメージが付きまとうが、閉じこもってがむしゃらに学習をすることだけが独学ではなく、同じ資格を取りたい人が集まって勉強会を開いたり、SNSのネットワークを利用して情報を交換しあったりすることも可能である。

 

また、基本は独学で勉強を進めるが、法改正講座など単発の通信講座を受講する場合は純粋な独学とはいえないだろう。

 

ただし、その場合や試験のヤマや必勝対策法等あまり根拠のない情報まで流れてきてしまう可能性やSNSを利用する際に他のページまで見てしまって学習の妨げになってしまう事もあるうえ、学習にむらが出やすくなるので、
よほど冷静で計画的な人でないと独学の成功は難しいと一般的に言われている。
 
しかし、独学で勉強する場合の一番の問題は、
 
どのレベルまで勉強すれば合格ラインに達するのかがわからない
 
という点である。

 

通学講座や通信講座であれば、提供された教材をマスターすれば合格ラインに達するだろうという読みはできる。
ところが、独学の場合は、教材を自分で自由に選べる分、合格レベルの教材の選択が間違っていれば、

 

無駄な勉強をする→合格が遠ざかる

 

という負のスパイラルに陥ってしまう。

 

また、コスト的にも教材費などを鑑みると通信講座とトントンであることも少なくないと言われている。

 

いろいろな事情で独学を選択せざるを得ない場合もあると思うが、1年目に独学で失敗した後は通学や通信講座を利用することも考えたい。

勉強法の種類関連ページ

社会保険労務士試験の科目
社会保険労務士試験の試験科目としては、労働基準法および労働安全衛生法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労務にまつわる常識といった労働関係のものと、社会保険にまつわる常識、国民年金法、厚生年金保険法、健康保険法といった保険や年金にまつわる知識を問うものである。