もしも合格できなかったら?
8月第4週の社会保険労務士の試験を受けて、合格通知が届かなかった場合、実に残念だが、諦めるか、勉強し直して来年再受験するしかない。
仕事のある人など多忙であったりする場合、通信講座の課題がすべて終わらないまま受講期間を終了もしくは退会した状態で試験日を迎えてしまい充分準備ができなかった人も多いのではないかと拝察する。
そんな時の為に憶えておきたいのが在籍期間延長と再受講という制度である。
社労士の場合、合格者の累算学習時間は平均800〜1000時間であると言われ、長丁場になりやすい。
東京大学合格者は4500時間(3年で1日平均4時間ほど)の学習時間が必須だと言われているが、彼らが学生であることを加味すると、社会人が社労士試験に割く時間の生活における割合は決して低いものではないだろう。
通信教育の場合、7か月(ユーキャン等)程度が標準学習期間だと言われているが、この期間が終わっても課題の添削や質問を依頼できるのが在籍期間延長というサービスで各社期間が定められている。
半年や1年という設定の資格学校が多いようだ。
社労士試験は難関試験に属するため、1回目の受験で合格する場合よりも複数回受験して合格するケースが多い。
勉強が思うように進まず(大体は教材のせいで進まないのではなく、自分で投げ出してしまうケースが多いのだが)退会してしまったケースでも再受講を申し込めば、手持ちの教材で学習を再開できるケースもある。
最初から申し込むよりも費用がぐっと安く(平均2割ほどだそうだ)済むようだ。
注意したいのは、
1年前の教材をそのまま使うことは絶対に避けること。
社会保険労務士の試験科目は法改正が多く、1年で大きく法律が変わってしまうことがある。
法改正部分を出題することも多いため、古い情報はかえって合格の大きな妨げになる。
課題が終わっているのに合格しなかった場合は、少し期間を置き、学習法を変えて取り組むしかない。
通信教育の受講は合格保証ではなく、勉強しなければ意味がない事を覚えておきたいものである。
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